- くしゃみ
口を閉じたまま、頭を横に振る事がおおいです。同時に鼻水を飛ばす事もあります。
- 咳
・どんな原因が考えられるの?
くしゃみと咳を引き起こす原因、いずれも呼吸器に何らかのトラブルがある可能性が考えられます。また、病気じゃなくてもする可能性があります。
- くしゃみの場合
上部の呼吸器に何らかのトラブルがある事が予想されます。
病気としては、バイ菌などによる鼻炎や副鼻腔、カビ(アスペルギルスなど)、オウム病、マイコプラズマ、ボルデテラ感染症など。他にもゴミなどが詰まってくしゃみをする事もあります。
二次的な感染症を引き起こす要因として、換羽や気温・環境の変化によるストレス、発情なども関連する可能性があります。
また、単に水を飲んだ後や水浴びをしている時に、鼻の方へいった水をくしゃみで出そうとしてるだけの事もあります。これは正常な反応なので特に心配しなくても大丈夫です。また、羽繕いの時や食事の時にむせる事もあります。これらも問題ありません。
- 咳をしている場合
咳をしている場合は、一般的にくしゃみよりも要注意です。早急に動物病院を受診することをお勧めします。
原因としては、バイ菌やカビの感染、オウム病、肺炎(感染・脂質代謝異常など)、ダニ、発情、代謝性疾患、腫瘍性疾患など。多岐に及びます。
・どんな検査をしていくの?
呼吸器のトラブルの場合、検査をするリスクも考えないといけません。あまりに呼吸状態が悪い時は、触る事も出来ない場合もあります。状態を良くみてから検査の提案をしていきますので、どこまで検査をしていくか一緒に決めていきましょう。
- くしゃみの場合
呼吸状態にもよりますが、以下のことを行う事が多いです。
・身体検査
・糞便検査(うんちの検査)
・そのう検査
・鼻腔および副鼻腔検査
・遺伝子検査(感染症の検査)
特にそのう検査は、病原体や炎症性細胞を飲み込んでそのう内に溜まっている可能性もあるため、とても有用な検査となります。また鼻腔や副鼻腔の検査も鼻水の存在や、鼻の通過障害がないかも分かるため有用です。
- 咳の場合
咳の場合、検査が出来ない可能性もあります。血色が悪かったり、保定するだけで急変する可能性がある場合は触らずに治療にうつったり、酸素吸入を行なってから検査を行う場合もあります。
・身体検査
・糞便検査(うんちの検査)
・レントゲン検査
・遺伝子検査(感染症検査)
などを行う事が多いです。
・鳥のくしゃみ、咳のまとめ
鳥類の呼吸器疾患は生理的なものから、命に関わる緊急性のあるものまで多岐に渡ります。
ちょっとの様子見が命取りになる事も多いので、迷われる場合はとりあえず受診をされることをおすすめします。
どんな時に症状が起きるかも診断する上でとても重要な情報となるので、普段お世話をしている状況をしっかり把握されている方にお連れいただけると助かります。
鳥も診れる埼玉県の動物病院 すみか動物病院
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